本タイピング練習支援アプリは上の画像に示す画面を見ながら、打つべきキーの位置を覚えていくものです。入力するローマ字を色などのイメージしやすいものに置き換えることで、打つ指の運動を練習することができます。
上の画像のようにPCのキーボードのそれぞれのキーに画面に対応する色のシールを貼って、アルファベットをあえて見せないようにして練習します。
従来のタイピングアプリは文字情報に頼った練習方法であり、
読み書きに困難さを持つ児童には、タイピング練習自体が難しい場合があります。
このタイピング練習支援アプリはできるだけ文字情報にたよらず、打つキーの場所を覚える練習方法であるため、タイピング技術の向上が期待できます。
また、読み書きに特に困難さを持たない児童にとっても、この新たなタイピング練習を行うことによって、より効率的なタイピング技術の習得が期待できます。
より詳しい説明が以下のURLにあります。
読み書きが苦手な児童生徒に対して、タブレットやPC等、ICT支援機器を使うことで本来の学習を支援する取組が行われています。書字の代替手段としてキーボード入力が挙げられます。キーボード入力をマスターすれば、日常生活での使用に問題ない速さでタイピングできるようになる児童生徒が多いですが、読み書きが苦手な児童生徒はタイピングを習得すること自体に困難さを示すことがあります。
読み書きが苦手な児童生徒がタイピングの習得に困難さを示す原因を探り、その原因に応じた適切なタイピング練習方法を見つけ、練習を支援することが、この研究の目的です。適切なタイピング練習方法を提供することで、タイピング練習のハードルが下がり、定型発達児の書字速度と遜色ない速さでタイピングできるようになれば、読み書きが苦手な児童生徒の「書字」の可能性を広げることができ、将来の勉学に重要な基盤の1つとなり得ます。
当研究グループが開発しているタイピング練習支援アプリの効果を検証するために、以下の情報の提供をお願いします。